なぜ宇宙は存在するのか
野村 泰紀著
近年は、かってはSFの世界だったパラレル宇宙とかマザー宇宙とかの話が、本当に物理学で語られるようになりました
そういう本の一部ですね。
ビッグバン理論やインフレーション理論にしっくりいかなかった人たちにも、少しは満足を与えてくれる本かもしれません。
数式はないので読みやすいと思われます。
私は物理学者でも数学者でもないので、理論の話はともかく数式がないととても読みやすいです(笑
宇宙は「ビッグバン生まれた」と言われても、じゃあその前はなんだったの、あるいは「生みの親ってないの?」みたいな疑問は消えないわけですが、ある程度その疑問は解消してくれます。
でも「無限」について考えるのは多分人間はやめた方が良いのかもしれません。私も気が遠くなったりしますから(笑
私が子供の頃はガモフの本が子供向けにも書かれていて、一生懸命読んだ記憶があります。その頃からすれば科学はずいぶん進みました。一般読者向けの本もたくさん出るようになり、難しい数式を別にすれば、基本的な概念は専門家でなくてもわかる時代になりました。
「シュレジンガーの猫」の話の名前だけ知ってるだけで理系のお友達ができるかもしれません